2025年06月16日
安誠福祉会は、高齢者の介護施設を運営する社会福祉法人です。
県内に特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、軽費老人ホームなどの入所施設や地域包括支援センター、居宅介護支援事業所なども運営しています。
そういった介護施設の最大のサービスは、「ご利用者やご家族に安心してご利用いただけるサービスを誠心誠意お届けする」ことだと思っています。
今回は、ご利用者さまに直接介護サービスを提供している介護、看護、リハビリなどの専門スタッフのリーダー層を集めた実践的な研修を法人施設全体を対象に開催しました。👧
講師には、NPO法人の代表者として活躍するかたわら、専門学校や県内各地で指導されている田母神由美先生をお招きして、熱のこもった研修を行っていただきました。
それぞれの施設には、その施設で長く勤務している職員や他の施設も経験してきた職員、そして学校を卒業して入職した若手職員と様々な経験や年齢に分かれています。
時には、「AさんとBさんでケアの仕方が違うな」ということがあります。ご利用者お一人、お一人の体調に合わせてサービスを提供することが大事なのはもちろんですが、今の介護現場でもっとも安全でご利用者に負担のかからない介護技術というのも日進月歩で進んでいるのも事実です💡
そういった技術やその考え方を初心に帰って学び、さらに磨き上げていこうというのが、今回の全体研修の狙いです。📖
今回の研修では、「ポジショニング」と「シーティング」をメインに実践を交えながら、学習・再確認しました。
「ポジショニング」。あまり聞きなれない言葉ですね。(・・?
高齢になって介護が必要になってくると、関節が固まって動きづらくなったり(拘縮)、血流が悪くなってむくみ(浮腫)が出たりしてしまいます。ポジショニングとは、姿勢を安定させてこういった問題を緩和させる技術です。
また、「シーティング」とは、座る(seat)ことですが、病気などで麻痺があったりすると体が傾いたりして結果的に食事や消化に悪影響が出てしまったりします。シーティングとは、本人にとって快適に座る姿勢を保てるようにして、今ある能力を最大限に引き出す技術です。
「なぜそうなのか」といった理論的な講義や実際に自分がご利用者の状態になって体験しながら効果や技術を学べた、アッという間の充実した研修となりました。
参加者からは、「自分が疑問に思っていたことが解決できた」、「ご利用者の立場になって改めて優しいケアができる」、「ご家族にもアドバイスできそう」といった感想が寄せられました。
私たちの施設は、介護保険で運営されている施設です。全員が介護福祉士、看護師、理学療法士などといった国家資格を有しています。専門的な目や技術を駆使しながら、他の専門職の知恵や工夫を巧みに組み合わせて、「一人ひとりのご利用者にとって最善のケア」を実施してまいります💛👐
今回の研修、お疲れさまでした!!🍀
安誠福祉会へのお問い合わせ
施設ページにてご確認ください